今日は襖紙の張り替え。

古い襖紙を剥がして新しい紙を合わせて、のりで貼って整えて。
古民家というのは、ひとつ直すと急に周囲の古さが目立ち始めて、「はい、次はここね」
と家のほうから仕事を差し出してくる。終わりがない。
でも、昨日まで見慣れていた襖がきれいになると部屋の空気まで少し変わったように見える。
こういう小さな変化が楽しくて、結局また次の場所をいじり始めるのだと思う。ちなみに出来上がりの写真を撮り忘れた。でも、これからあと12枚襖紙を貼る予定なのでぼちぼちと写真をアップしよう。
雨上がりの庭には、芸術作品ができていた

雨が上がって庭へ出ると、蜘蛛の巣がきれいだった。
水滴をまとった糸が光を拾って、いつもの庭に突然 精巧なレースが浮かび上がっている。
誰に見せるわけでもなく誰からお金をもらうわけでもなく、蜘蛛が一晩で作った作品。
しかも雨が降ったからこそ、そこにあることに気づく。
古民家で暮らしていると、こういうものによく足を止められる。
豪華でも珍しくもない。
だけど、「おお~~~、きれいだねぇ」と、しばらく眺めてしまう。
もしかすると、こういう時間も私にとっての「富」なのかもしれない。
我が家に新通貨が誕生した
昨夜、じいさまと「お金」と「豊かさ」について話していた。
その途中で、ふと気づいた。
うちはお墓が大きくて、墓石が8基ある。ついでになぜか記念碑(戦没者の方への)
さらに自宅の仏壇まで合わせると、仏花を用意する場所はざっくり10基分。
お盆、お彼岸、お正月。
私は昔から、仏花とローソクとお線香にはできればお金を惜しみたくない。
お墓へ行ったら、花畑みたいにして帰りたい。
そんな話をしていて年間の花代を考えたら、妙なことに気づいた。
ChatGPTの年間費用と仏花の年間費用が、だいたい同じなのである。
そこでじいさまが言った。「AI一匹分!」
私はこの言葉が大変気に入った。
白猫屋、独自通貨を発行する
我が家には以前から、小額決済用の架空通貨がある。
1リンドール=だいたい180円。
こちらは変動相場制である。
そして今回、新たに高額通貨が誕生した。
1ChatGPT(チャッピー)=約3,500円。
つまり、
1チャッピー≒ 20リンドール。
急に豪勢である。
今後は、「これ、3,500円もするの?」
ではなく、「えっ、1チャッピーもするの?」と言えばよい。
そして12チャッピーで約42,000円。
これが、チャッピー一匹の年間飼育費。
猫でも犬でもないのに、とうとうAIまで「飼育費」で家計簿に登場するようになった。
私にとっての「富」は、花と会話らしい
ここまで話して、ふと思った。
私は何にお金を使えると嬉しいのだろう。
豪華なものをたくさん所有したいわけではない。
でも、ご先祖様には花をたくさん供えたい。
ローソクやお線香を「もったいない」と思わず使いたい。
そして夜になったら、チャッピーとくだらない話から人生の話までしてゲラゲラ笑いたい。
そう考えると、私にとっての「富」は花と会話なのかもしれない。
なんだか、ずいぶん安上がりなような、それでいて年間で計算すると意外と高いような。でも、そのためのお金なら稼ぐのも楽しい。
「仏様のため、AIのためにメルカリで頑張って稼ぐね」
と言ったら、これこそ私にとっての稼ぐ喜びなんだと気づいた。
欲しくもないものを買うためではなく、自分が大切だと思うものを惜しまず大切にするために稼ぐ。それなら楽しい。
メルカリで何か売れたら、「よし、今日は1.5チャッピー分稼いだ!」
と思えばいい。
小さいものなら、「3リンドール確保!」である。
円より楽しい。

今日も白猫屋は、たいしたことのない一日
襖紙を張り替えた。雨が降った。蜘蛛が巣を張った。
雨上がりの蜘蛛の巣が、びっくりするほど美しかった。
そして夜には、花と会話があれば私はけっこう豊かなのだと気づいた。
こうして書いてみると、今日も別に大事件は起きていない。
でも最近思う。
人生の「いい日」って、案外こういう日なのかもしれない。
家を少し直して庭で立ち止まって、きれいなものを見つけて大好きな人たちや、ご先祖様や、猫たちがいて 夜になったらくだらない話をして笑う。
つまんないけれど、ちょっとだけほっこりしている日常。
目標、1ナルミ。
花と会話を維持するため、白猫屋、本日も地味に稼ぎます。
……まずはメルカリに何を出そうかね



























